九州の観光スポット33選！名所や人気温泉地、モデルコースを紹介

太宰府天満宮は、学問や文化芸術の神として崇められる、菅原道真公を祀る神社です。とくに学問の神様として知られており、入学試験や資格試験の合格を祈願に多くの人が訪れます。春には梅、秋には紅葉など季節ごとに表情を変える景色も楽しんでくださいね。また、太宰府天満宮へ続く参道は、食べ歩きスポットとしても有名です。なかでも太宰府市の名物で、小豆餡を餅生地で包んで焼いた「梅ヶ枝餅」はぜひ味わってみてください。どのお店も朝9時頃〜18時程度まで営業しています。夜はやっていないお店が多いので、訪れる時間にはご注意ください。

糸島は、福岡県の西部にある糸島半島に位置する市です。自然豊かな半島で、絶景ポイントが多数あることで人気を集めています。海の見えるおすすめスポットは、約1.1kmの砂浜が続く「姉子の浜」。晴れた日には玄海灘の真っ青な海が一面に広がります。不純物が少ない砂浜のため、歩くと「キュッキュッ」と音が聞こえる「鳴き砂の浜」としても有名です。山の自然を感じたい方には、落差24mの「白糸の滝」に足を運んでみてください。苔で覆われた岩を伝い水が流れ落ちる様子は迫力満点です。秋から春にかけて訪れる場合は、「牡蛎小屋」で新鮮な牡蛎も味わえますよ。

明治初期に開港し、130年の歴史を刻む門司港レトロは、時代を超えた魅力が息づくスポットです。歴史的建造物が立ち並び、レトロな雰囲気溢れる街並みが人気の理由の一つ。なかでも、ネオルネサンス様式の建物が美しい「JR門司港駅」は、門司港を巡る起点としてもぴったりです。また、国の重要文化財である「旧門司三井倶楽部」や「旧大阪商船ビル」、「門司港レトロ展望台」など、見どころが点在しています。おなかが空いたら名物の「焼きカレー」はいかがでしょうか。ほかにも和食から洋食、中華、カフェなどグルメも豊富なので、一日中楽しめますよ。

©福岡県観光連盟

マリンワールド海の中道は、約350種・3万点の海洋生物を飼育・展示している水族館です。水槽の形やライトアップにこだわった展示方法が特徴で、訪れた人を海の世界へといざないます。地域ごとに特徴が異なる九州の海を再現した「九州の近海」水槽や、サメが泳ぐ水深7mの「九州の外洋」水槽など、福岡にある水族館らしい展示が人気です。また、「イルカ・アシカショー」や企画展も見逃せません。ほかにも、イルカやアザラシへの餌やり、バックヤード見学ツアーなど体験ができるメニューも充実。子どもと一緒に参加すれば、喜ばれること間違いないでしょう。

©SoftBank HAWKS

BOSS E・ZO FUKUOKA は、PayPayドームの横に位置し、体験型の最新ミュージアムなどが集まる複合エンタメ施設です。なかでも、「絶景3兄弟」は人気のアトラクション。全長100mのチューブ型スライダー、地上約60mからのスタートするぶら下がり式レールコースター、最高到達点は地上約50mのクライミング＆ボルダリングの3つがあり、福岡市街を一望できます。ほかにも、小さなお子さまでも野球を体験できる「王貞治ベースボールミュージアム」や、幻想的な空間が広がる「チームラボフォレスト 福岡」など、五感で楽しめる施設がたくさん。遊び疲れたら、多彩なグルメが集まる「The FOODHALL」で一息つくのもよいでしょう。

写真提供：佐賀県観光連盟

呼子朝市は約100年の歴史を持ち、石川県の「輪島朝市」、岐阜県の「宮川朝市」と並ぶ日本三大朝市の一つです。江戸時代に、海産物と近郊の農産物を交換する市場として発展したのが起源とされています。現在では約200mにわたって50店舗ほど並び、毎日7時30分から12時まで開かれています。海に近い土地柄を活かし、露店には新鮮な海産物がずらり。とくに、特産品であるイカの一夜干しや魚のみりん漬けなどは人気の商品です。お店によって少しずつ味が異なるので、食べ比べをするのもよいかもしれません。店主たちの威勢のよい掛け声も見どころの一つですよ。

写真提供：佐賀県観光連盟

有田ポーセリンパークは、佐賀県有田町にある陶磁器のテーマパークです。最も印象的なのは、ドイツ・ドレスデンのツヴィンガー宮殿を模した建物でしょう。陶磁器で関わりがあった有田町とドイツ・マイセンは姉妹都市に。そのつながりから、1993年に有田ポーセリンパークは誕生しました。敷地内にはバロック庭園もあり、四季折々の花が咲き乱れる美しい光景を見られます。ほかにも、有田焼の作品展示や全長55mの登り窯などの見学が可能です。さらに、お酒の試飲や購入もできるなど魅力が盛りだくさん。入場料が無料とは思えないほど、満喫できるでしょう。

吉野ヶ里歴史公園は、「弥生人の声が聞こえる」をテーマにした、弥生時代を体感できる歴史公園です。歴史の教科書でもおなじみの「吉野ヶ里遺跡」は、弥生時代の大規模な環濠集落跡であり、国の特別史跡にも指定されています。園内には98棟の弥生時代の建物が復元されており、自由に見学しながら散策が可能。4つのゾーンにわけられ、それぞれで弥生時代の文化や生活を体感できます。勾玉づくりや火おこしなど、子ども向けの体験プログラムも充実しており、子ども連れの方にもおすすめです。遊具やスポーツ体験も豊富なので、一日中楽しめるでしょう。

写真提供：佐賀県観光連盟

虹の松原は、静岡県の「三保の松原」、福井県の「気比の松原」と並ぶ日本三大松原の一つです。唐津湾沿いに約4.5km、幅500mにわたって植えられた松の姿はまさに圧巻。おおよそ100万本もの松が自生しています。そのほとんどがクロマツなのは、七不思議の一つです。全部で8つもある七不思議を探しながら散策するのもよいでしょう。虹の松原を一望するなら、「鏡山展望台」がおすすめです。朝日や夕日と一緒に眺める雄大な景色に、きっと圧倒されますよ。景色だけでなく、「松葉おこし」や「けいらん・けえらん」などの名物銘菓もあわせてお楽しみください。

国の天然記念物にも指定されている七ツ釜は、玄界灘の波に侵食されて生み出された景勝地です。岩肌に波が打ち付けられ、7つの洞窟ができたことからその名前がつけられました。七ツ釜の上は草原になっており、展望台や遊歩道から七ツ釜の全景を楽しめます。また、イカをモチーフにした遊覧船「イカ丸」に乗って、迫力のある景色を楽しむのもおすすめです。溶岩やマグマが冷えて縮むときにできる、柱のような割れ目「柱状節理」が織りなす岩肌を間近で観察できます。「マリンパル鳴子」を出発し、所要時間は40分ほど。天気が良ければ洞窟の中にも入れます。

©HuisTenBosch

ハウステンボスは、オランダの街並みを再現したテーマパークで、園内ではチューリップやバラなど美しい花が見られます。東京ドーム33個分の広大な敷地は国内最大級。いくつかのエリアに分かれ、アトラクションやアクティビティ体験、ホテルも併設されています。数あるイベントの中でとくに人気なのが、最大1,300万球のライトを使ったイルミネーションです。春夏秋冬やイベントごとに趣向を凝らしたイルミネーションが見られるスポットもあり、いつ訪れても光が宝石のように輝く特別な夜を過ごせます。デート旅行で訪れれば、二人の仲が深まること間違いないでしょう。

軍艦島（端島）は、長崎港から南栄約20kmに位置する世界文化遺産の人工島です。かつては石炭の採掘場として日本の近代化を支え、最盛期には約5,300人が生活をする日本一の人口密集エリアでした。1974年に閉山し、現在はかつて住民が暮らしたマンションや学校などの廃墟を見学できます。当時の繁栄ぶりがうかがえる一方で、現在は廃墟という不思議な光景は、多くの人を惹きつけてやみません。個人では訪れることはできないので、見学をする際は専用のツアーに参加する必要があります。詳細は下記リンク先も合わせてご確認ください。

長崎市から西に約100kmに位置する五島列島は、大小150を超える島々で構成されています。「五島つばき空港」がある福江島を中心に、久賀島、奈留島などが観光地として人気です。福江島では、美しいビーチに軍艦島を望める「高浜海水浴場」、五島列島の島々を一望できる「大瀬埼灯台」などが見どころ。五島列島の各所に美しい教会があるので、巡ってみるのもよいでしょう。もちろん、マリンスポーツやものづくり体験もおすすめです。島の周囲は100kmほどのため、レンタカーを借りれば1日で1周できますよ。絶景を見ながらのドライブも満喫してください。

グラバー園は異国情緒あふれる建物と美しい景色が楽しめる、長崎を代表する観光スポットです。もともとは日本の開国と同時に、数多くの外国人商人の居留地として作られました。園内では実際に使われていた、歴史を感じさせる9棟の洋風建築を見学できますよ。その中の一つである「旧グラバー住宅」は、国指定重要文化財と世界遺産「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の構成資産の一つとしても登録されています。建物以外にも敷地内には、日本最初期のアスファルト道路や「高島流和砲」など見どころが豊富です。

平和公園・長崎原爆資料館は、第2次世界大戦で使用された原爆の悲惨さ、被爆者の思いを後世に伝えるための施設です。平和公園は、世界平和の祈りを込めて作られました。原爆が投下された8月9日には、毎年式典が開かれます。近隣にある長崎原爆資料館では、核兵器の危険性を伝えるパネルや展示、原爆が投下された時刻で止まった腕時計などの見学が可能です。観光目的だけではなく、戦争や日本復興の歴史などを学べる貴重な施設であることは間違いありません。大人だけでなく、子どもたちの社会科見学の場所としてもおすすめです。

標高は333mの稲佐山は、長崎港を見渡せる人気の夜景スポットです。麓から山頂までは、ロープウェイやスロープカーを利用します。運行時間は5分～8分ほどで、大迫力の景色を楽みながら山頂へ向かえますよ。山頂には展望台が設けられており、夜景はもちろん、晴れた日には雲仙普賢岳や五島列島なども見られるでしょう。ほかにも稲佐山公園には、レストランや売店、「猿舎・鹿放牧場」など、友達や家族で楽しめるスポットも盛りだくさん。JR「長崎駅」や市内主要ホテルからは無料の循環バスも運行中。車がなくても楽しめる観光スポットです。

©熊本県観光連盟

熊本城は熊本県を代表する観光スポットであり、400年以上の歴史を持つ名城です。とくに、緻密に組まれた石垣と、力強くそびえる天守閣は見るものを驚かせるでしょう。熊本城は、1607年に築城の名手である加藤清正により築城され、敵の侵入を防ぐための工夫が随所にちりばめられています。その堅牢さと堂々たる佇まいは、城マニアもうなるほど。しかし、2016年に起きた熊本地震によって一部崩れてしまい、現在も復旧作業が行われています。天守閣全体の復旧は完了しているので、天守閣の最上階から熊本の街並みを一望してみてはいかがでしょうか。

©熊本県観光連盟

阿蘇山は熊本県のシンボル的な存在であり、現在も活動を続ける火山です。阿蘇五岳を中心とした連山で、雄大な自然を堪能できます。なかでも注目したいのは、火口が覗ける「阿蘇中岳火口」です。直径600m、深さ130mの巨大な火口から、白い煙が立ち上るダイナミックな景色を見られますよ。また、美しい草原が広がる「草千里ヶ浜」も人気スポットの一つ。春から夏には青々とした草原、秋にはすすきが一面に広がります。冬には雪で白く染まった光景が見られるかもしれません。博物館や売店、レストランもあり、さまざまな楽しみ方ができるのも魅力の一つです。

©熊本県観光連盟

標高935.9mの大観峰は、阿蘇山の美しいパノラマを一望できる絶景スポットです。ここから見る阿蘇五岳や九重連山、その周辺の風景は、まさに大観と称されるほど壮大で、訪れる人々を感動させます。とくに早朝の雲海は幻想的で、その美しさは一見の価値があるでしょう。また、周囲に視界を遮る建物などがほとんど無いため、夜は星空を眺められる場所としても人気です。駐車場から展望エリアまでは徒歩で15分ほど。坂道が続くため、歩きやすい靴がおすすめです。売店やお食事処もあるので、観光と合わせて立ち寄ってみてください。

グリーンランドは、遊園地・ホテル・レストラン・夏季限定のウォーターパークなど1日あっても遊びきれないアミューズメント施設です。園内にはスリル満点のジェットコースターやお化け屋敷、ゴーカートなど、大人から小さな子どもまで楽しめます。アトラクションは日本一多く、その数なんと70以上。さらに、レストランやショップも充実しています。園内は広いため、デジタルマップを活用して混雑具合や現在地を把握しましょう。オフィシャルホテルに泊まれば、言葉通り一日中遊びつくせますよ。家族旅行や卒業旅行にいかがでしょうか。

阿蘇ネイチャーランドは、阿蘇の大自然の中で、熱気球やパラグライダーなど非日常の体験ができるスポットです。熱気球体験は早朝に行われるため、高さ40mの位置から朝日を望めますよ。人気のパラグライダーは2人乗りで、専門のインストラクターと一緒に空を飛ぶため初心者でも安心。まるで鳥になったような気分で空中散歩を楽しめます。普段は絶対に見られない絶景は、旅の思い出になること間違いありません。高いところが少し怖い方は、丘の斜面を滑る「ポッカール体験」がおすすめです。ほかにもさまざまな体験ができるので、チェックしてみてください。

城島高原パークは、別府市にあるリゾートスポット「城島高原」にある遊園地です。アトラクションの数は30種類以上もあり、絶叫マシンやゴーカートなど、年齢を問わず楽しめます。なかでも、日本初の木製コースター「ジュピター」は外せません。全長1,600m、約6万本の木で作られたジェットコースターはスリル抜群です。入園券と乗り物が自由に遊べる「乗り物パス」を買えば、一日中遊び尽くせるでしょう。園内では、祝日・週末を中心に人気キャラクターのショーも開催。別府温泉街のすぐ側にあるため、温泉旅行と合わせてお楽しみください。

くじゅう花公園は、阿蘇くじゅう国立公園内にある人気のフォトスポットです。東京ドーム約7個分の広大な敷地の中には、約500種類・500万本もの花が春から秋にかけて咲き誇ります。春はネモフィラ、夏はひまわり、秋はベゴニアなどが見頃を迎え、訪れるたびに景色を変えて見る者を楽しませます。さまざまな花をパッチワークのように植えているため、遠目で見ると多くの色を一度に見られるのもポイントです。園内はゆっくり歩いて、2時間ほどで散策できます。レストランやジェラート屋など、グルメも充実。途中で休憩するのもよいでしょう。

九重“夢”大吊橋は、長さ390m・高さ173mを有する日本最大の人道専用吊橋です。総事業費は20億円。約2年の歳月をかけて完成しました。その高さから橋の上はスリルがありますが、絶景を望めますよ。雄大な大自然が広がり、夏は緑の森、秋は紅葉が視界を覆いつくします。橋の手前にある「天空館」では、お土産や名産品が売られているので、チェックしましょう。姉妹都市の佐世保の名物からヒントを得た「九重“夢”バーガー」も売られています。悪天候の際は橋への入場が制限されることもあるため、天気予報に気を配り観光の計画を立てていきましょう。

YUFUIN FLORAL VILLAGEは、イギリスのコッツウォルズ地方の街並みを再現したテーマパークです。コッツウォルズ地方は、映画『ハリー・ポッター』の撮影地として知られています。園内には、イングリッシュガーデン風の建物がいくつも並び、日本にいながらおとぎ話の中に迷い込んだような気分が味わえるでしょう。建物のなかには雑貨や有名なキャラクターグッズを販売するお店があるので、お土産にするのもおすすめです。フクロウやベンガルキャットなど、動物と触れ合えるスポットも大人気。温泉地らしく、素泊まりの宿泊施設もあります。宿泊者でなくても、温泉をご利用いただけますよ。

高千穂峡は、国の名勝天然帰任物に指定されるほどの渓谷美を堪能できる絶景スポットです。その美しい渓谷は、阿蘇山の噴火の際に起こった火砕流が五ヶ瀬川によって冷やされ、長い年月をかけて作り上げられました。高さ約80mの柱状節理できた迫力ある断崖絶壁が、約7kmも続いています。一番の見所は、日本の滝百選にも選ばれている「真名井の滝」。崖の上から渓谷に向かって流れ落ちる様は、ガイドブックなどにも度々掲載されています。観光をする際は、貸しボートが必須。1日に利用できる台数が決まっているため、予約しましょう。

高千穂神社は約1,900年前に創建され、高千穂郷八十八社の総社として人々から信仰を集める神社です。歴史感じさせる木をふんだんに使って建てられた神社本殿は、国の重要文化財にも指定されています。御祭神は、「高千穂皇神」や「瓊瓊杵尊（ニニギ）」をはじめとする10柱。縁結びや夫婦円満のご利益があると、県外からも多くの人が訪れます。とくに「夫婦杉」の周りを手を繋いで歩くと、縁結びや夫婦円満にご利益があるといわれています。境内には銀杏の木が植えられており、秋になると黄色に色づく様が美しいです。高千穂峡と合わせてお立ち寄りください。

生駒高原は、霧島連山を背景に季節の花々が咲き誇る美しい高原です。東京ドーム約2個分の広大な敷地内で、4月から11月にかけてポピー、アジサイ、コスモスなどのお花をお楽しみいただけます。各ポイントでフォトスポットも用意されているため、記念撮影を楽しむのもおすすめです。とくに注目したいのは、10月上旬から咲くコスモス。約100万本のコスモスが色とりどりに高原を染めます。「ナイトコスモス」が開催され、キャンドルや灯篭が優しく照らす幻想的な空間に。敷地内には、愛犬と一緒に楽しめるドッグランを併設しています。愛犬と散歩を楽しむのもよいでしょう。

願いが叶うクルスの海は、自然の力によって形成された美しい観光スポットです。波の浸食により削り取られた柱状岩は、十字架の形をして見えます。さらに隣の岩を含めると「叶」という字に見えることから、ポルトガルで十字架を意味する「クルス」を合わせて「願いが叶うクルスの海」と名づけられました。その大きさは東西200m、南北220mにもわたり、雄大な景色を眺められます。波が穏やかな日に訪れると、その十字架の形をはっきりと見られるでしょう。展望台には「願いが叶うクルスの鐘」も置かれており、カップルのデートスポットとして人気です。

屋久島は大自然と歴史が織りなす世界自然遺産の島で、鹿児島を代表する観光スポットです。実は日本で初めて世界遺産に登録された場所として知られています。屋久島に訪れたら、「縄文杉」は見逃せません。推定樹齢2,170～7,200年とされ、刻んできた歴史と自然の力に圧倒されるでしょう。また、苔で覆われた森「白谷雲水峡」にも注目です。まるでお伽話の世界のような幻想的な雰囲気に包み込まれますよ。鹿児島市内から屋久島までは、飛行機もしくはフェリーを利用します。個人で行くこともできますが、初心者であればツアーなどに参加をするのがおすすめです。

霧島神宮は、ニニギノミコトを御祭神に6柱を祀る、南九州で最大規模を誇る神社です。美しい朱色が目を引く社殿は、薩摩藩独自の地方色が見られます。その鮮やかな装飾は美しく、国宝にも指定がされるほど。境内には樹齢800年を超える御神木やさざれ石が置かれ、パワースポットとしても有名です。開運、起業、子孫繁栄、家庭円満など多くのご利益があるといわれており、県内外から多くの人が訪れます。また春には桜、秋には紅葉と訪れるたびに違う景色を楽しめるのもポイントです。社殿の荘厳な雰囲気と合わせてお楽しみください。

©ken.n.miffy.752

桜島は周囲約52km、錦江湾に浮かぶ鹿児島県のシンボルです。北岳と南岳からなる複合火山で、今も火山活動を続けています。桜島には火山の恩恵を受けた観光名所がたくさん。「桜島溶岩なぎさ公園」には、地下1,000mから組み上げた天然温泉を楽しめる全長100mの足湯が設置されています。また、「湯之平展望所」も見逃せません。標高373mの高さから、桜島と鹿児島市街を一望できます。夕日に染まる桜島はまさに絶景ですよ。アクセスをする際は、鹿児島本土と桜島を結ぶ「桜島フェリー」を利用します。土日祝日は112便を運行し、24時間利用可能です。

桜島にある名勝 仙巌園は、鹿児島観光に来たら絶対に外せない大名庭園です。かつて薩摩藩主島津家の別邸として、19代島津光久によって建てられました。幕末以降は迎賓館としての役割を担い、錦江湾と桜島を同時に望む絶景が楽しめます。また日本庭園は江戸時代の面影を残した美しさがあり、訪れる者を魅了するでしょう。庭園内にある「明治日本の産業革命遺産」の反射炉も見どころです。園内以外にも、「薩摩切子工場」や南九州の文化を紹介する「尚古集成館」など見どころがたくさん。名物の「両棒餅屋」もぜひご堪能ください。

©熊本県観光連盟

熊本県の阿蘇にある黒川温泉は、江戸中期頃から湯治場として栄えた温泉地です。「黒川温泉郷」として、30軒の旅館が立ち並びます。里山の豊かな自然に囲まれた温泉街で、季節ごとに表情を変える美しい景色のも魅力の一つ。街全体が一つの温泉宿に感じられる取り組みを行っており、それぞれの温泉を繋ぐ道は「渡り廊下」と呼ばれています。一つの旅館を選んで宿泊するのもよいですが、1枚1,500円の「入浴手形」を購入すればお好きな温泉に3つを自由に選んで入れます。浴衣を着て温泉街を歩くのも、風情があっておすすめです。

別府温泉は日本を代表する温泉地の一つで、源泉数も湯量も日本一を誇る温泉街です。市内8つの温泉地をまとめて「別府八湯」と呼び、それぞれ歴史が異なります。泉質も異なるので、温泉巡りをしたり、好みや体質に合わせて選んだりするのもよいでしょう。源泉が湧き出る7つの地獄を周る「べっぷ地獄めぐり」も定番の楽しみ方の一つです。なかでも「海地獄」と「血の池地獄」は国指定の名勝にも選ばれています。また、地熱を利用した「地獄蒸し」もおすすめ。高温の蒸気で蒸し上げられた野菜やお肉は、素材本来の旨味を存分に感じられますよ。

写真提供：佐賀県観光連盟

佐賀県の嬉野温泉は、栃木県の「喜連川温泉」、島根県の「斐乃上温泉」と並ぶ、日本三大美白の湯と呼ばれる温泉の一つです。泉質はナトリウム炭酸水素塩・塩化物泉。トロトロとした化粧水のような肌触りのお湯が特徴です。お風呂からあがると肌が滑らかになっていることに気づくでしょう。市内には日帰り温泉施設も充実しており、湯巡りを楽しめます。16箇所の施設で使える「湯遊チケット」を購入するのがおすすめです。また、温泉街でのお土産には、温泉水で温めてつくった「嬉野温泉湯どうふ」は外せません。とろとろの食感が人気です。

大分県にある湯布院温泉は、標高1,584mの由布岳の麓に広がる温泉街です。江戸時代から湯治場として栄え、歴史を感じさせる建物と石畳が続く温泉街が魅力。朝霧が立ち込める金鱗湖など観光スポットも充実しています。湯布院温泉の泉質の多くは癖のない単純温泉で、どんな方でも安心して入浴できますよ。由布院温泉へ向かう際は、移動時間も楽しめる「特急ゆふいんの森」を利用するのがおすすめです。博多-由布院-別府間で運行を行っており、車内は森をイメージさせる空間が広がります。外の景色を見渡せる展望車両などもあるので、子ども連れにもおすすめです。

指宿温泉はかつて東洋のハワイと呼ばれ、新婚旅行先としても人気を集めていた温泉地です。なかでも、砂の中に入って温泉を楽しむ「砂蒸し風呂」が有名で、現在も多くの観光客で賑わいます。波の音を聞きながら海岸沿いの砂の中で温まると、リラックス効果抜群。砂むし風呂にはデトックスや自律神経を整える作用があり、アトピーなどの皮膚トラブルにも効果があるといわれています。砂蒸し風呂以外にも、公衆浴場はたくさん。塩分濃度の高い温泉を楽しめますよ。訪れた際には、温泉でゆでた温泉卵を乗せた「温たまらん丼」を食べるのも忘れずに。

長崎県にある雲仙温泉は、かつて外国人の避暑地としてにぎわった、開湯から1,300年以上の歴史ある温泉街です。1934年に日本初の国立公園の一つとして制定された「雲仙天草国立公園」の中に位置しています。まさに温泉といった硫黄のにおいが街中に立ち込めており、旅情を掻き立てるでしょう。乳白色の硫黄泉が特徴で、殺菌作用が高いため皮膚病に効果的だとされています。また、雲仙は農林水産物の宝庫としても知られ、雲仙野菜などを利用したメニューを提供する宿も多いです。食も旅の楽しみの一つとして計画をしておきましょう。